あらゆる分野で活用されるCAD

パソコンの普及とともに、あっという間に建築・土木業界に広まったのが、CADによる製図です。

それまでは、ポリエステルフィルムの上に、墨とペンで書くことが主流で、一種の職人技とも言えるものでしたが、CADの普及によって、その技術的なハードルは低くなり、誰でも精度の高い図面が、比較的容易に書けるようになりました。

このことが、CADの普及に拍車をかけ、またCADオペレーターの裾野を広げることにも役立ちました。多くの有償・無償のソフトウェアがあり、互換性の高さがあるファイルフォーマットの存在の恩恵もあって、今では欠かせない技術のひとつになっています。

ハードルの低さが働きやすさにもつながる

CADの最大の魅力は、その応用力の高さであり、それは使用するオペレーターへの門戸を広げることにも役立っています。技術分野では、経験値を期待されることが多いですが、CADについては、比較的技術の習得が容易であることや、建築・土木の知識がなくても、必要とされる業務が多いことなどから、高い需要に支えられています。

こうしたことから、一度CADオペレーターとしてのコツをつかんでしまえば、いろいろな働き方につなげることができ、価値の高い技術として人気があります。パソコンとソフトウェアがあれば、自宅でもできる仕事なので、一度退職したオペレーターが、もとの職場からアルバイトとして仕事を空き時間を活用して請け負う、といったことも頻繁に行われています。

手書きの職人技だった製図を、より簡単で身近な作業に変えたCADは、生産コストの圧縮や納期の短縮に貢献するだけでなく、業界に携わる人達の働き方にも変化をもたらし、便利で応用が効く魅力的な技術です。

水道CADとは、水道工事に関わる申請書類や図面をコンピュータを用いて作成することができるソフトウェアのことです。